向かう方角[No.3162]
(日付を調整しています)
今日は節分ですね。
恵方を向いて、恵方巻きは食べましたか。
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日本という国は、衣食住不自由しにくい国だと思います。
でも、ある意味では不自由しているように思う。
学校教育にしても、家庭教育にしても、
「こっちを進んだ方がいいかもしれないよ?」
と、本人に選択をゆだねるのではなく、
「こっちを進みましょう!」
半強制的だと思うのです。
スポーツ選手として、食べていく目標の人に、
静かに机に向かわせて勉強させるよりも、
運動させて鍛えた方が、よいような気もする。
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僕は、時間に迫られていないときで、
目的地に向かうとき、片道30分の道のりが、
1時間、2時間になっても、別にかまわない人です。
遠回りになってでも、風景や道を知って楽しむ。
僕の目標は、目的地に向かうコトではなく、
楽しむコトが目標なんですよね。
30分かかる道のりが、25分で急いでいけたとしても、
それを楽しめていなければ、時間を節約しても、
僕は無意味に感じるのです。
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僕自身が特殊なのかもしれませんが、
なにかトラブルに見回れたとき、問題がアッサリ
と解決してしまうと、僕はおもしろくないと感じる。
「せっかく、さてどうしようかな? いろいろと考えようと楽しみにしていたのに!」
問題を解決するコトよりも、僕の場合は、
問題を解決する方法を考えるコトを楽しんでいる。
そういう癖があるせいか、
僕は人に道案内をするとき、向かい方を訪ねます。
「近道がよいですか? それとも解りやすい道がよいですか?」
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日本社会は、どちらかというと、
「近道をさせたがる傾向」にあると思うのです。
確かに、その道は近道かもしれないけれど、
足腰弱いお年寄りに、急な坂が多い道を近道だと
案内しているようにも感じるのです。
大げさにいうならば、
「時間が勿体ないから近い方が良いに決まっているでしょ!」
勝手に決めつけているように感じるのです。
もしかすると、現代社会人のストレスというのは、
そんな、半強制的なやりかたなのかもしれない。
「私は体力がないから多少遠回りになって時間がかかってもいいのに、会社はそれを許してくれない。きつい。疲れた。死にたい…」
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ときに、周りのペースに合わせるコトも大切ですが、
あなたの人生は、あなたの人生であり、
他人に、その進み方を強制される理由はないと思います。
肌に合わないようであれば、自分に適した方法を、
改めてみるのもよいかもしれないですね。
今日感じたコト
「この道は近道だからこちらが良いに決まっている」
自身の進むべき道ならば良いのですが、
それを他人に強制するのは、どうかと思います。
ペース、目的は人それぞれ。
向かう方角[No.3162]
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