溜め込むと背負うコトにもなる[No.3141]
(日付を調整しています)
(長文です)
もし、家が果てしなく広く、いくらでも入る
クローゼットや倉庫があるとしたら、
あなたはどうしますか。
きっと、自分が今まで買った物を、
いろいろ溜め込むと思います。
「便利そう!使いそう!役に立ちそう!お買い得!安かった!」
様々な理由で買った物を、収納すると思います。
10年前の僕ならば、溜め込むコトでしょう。
でも、今の僕は違います。
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少し、冷静に考えると解ると思うのですが、
本来、どういう目的で物を手に入れるのでしょう。
倉庫に収納する為?…ではありませんよね。
本来物は、使う為に存在するのだと思います。
「便利そう!使いそう!役に立ちそう!」
それで実際に便利に使うのなら良いのですが、
倉庫に収納してしまうようなものは、
「便利ではなかった。使わなかった。役に立たなかった」
そういうコトではないでしょうか。
なら、手放しても問題ないと思うのです。
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極端なお話しですが、これがもし、
あなたが社長や店長として、従業員を雇うとき、
「便利そう!使えそう!役に立ちそう!」
そう思ったけれど、そうではなかった従業員を
いつまでも雇うのと、大差ないと思うのです。
言葉は悪いかもしれませんが、
使えない従業員というのは、
社内の風紀を乱すだけでなく、
場合によっては、大切なお客さまや取引先にも
迷惑をかけてしまうコトになりかねません。
そして給料を支払うのは、マイナスしかないですよね。
使わない物も、大切な場所を失ったり、
部屋がごちゃごちゃして精神的にイライラしたり、
ぜんぜん良いコトなんてないと思うのです。
「また使うかもしれないから取っておく?」
使うつもりで購入し、
使わないから収納しようとしているのに、
まだ使うつもりなのでしょうか。
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「お買い得だった!安かった!」
それで使うものならよいけれど、
安いだけの理由で買った物は、
「使いたい。使える」と「安い」とは、
またぜんぜん違う次元の話しだと思うのです。
時給100円で働きます!と言われて雇っても、
ぜんぜん仕事ができなければ、むしろ勿体ないです。
例え10万円の物が千円でも、
使わなけば倉庫の肥やしになる。
それが文字通り、倉庫の肥やし(意味のある物)
ならよいのですが、ただ場所を使う存在であれば、
マイナスでしかないと思うのです。
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実は、僕の祖母の家ですが、
大量に荷物をため込んでいます。
「この家を動くつもりないから。物を溜めても平気!」
きっと、そんな軽いノリだったんだと思います。
木造の中二階もある築50年ほどの一軒家。
建物も古く、リフォームしようにも、
荷物が多すぎて、リフォームも容易ではありません。
引っ越しをしようにも、物数が多いので、
移動するコトも簡単ではないのです。
結局、リフォームするコトも、引っ越しも
できないまま、家が老朽化してつぶれるのを
待たなければならないようです。
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物に執着すると、自身まで動けなくなってしまう。
可能性も少なくなり、行動範囲も狭くなる。
「二階は荷物が多くて建物が古いから、人があがると床が抜けるかもしれない」
そんな理由から、あがるコトのできない祖母の家。
なんの為に二階に荷物があるのだろう。
祖母は狭い一階で寝ています。
家の中の行動範囲すら狭くなっている。
好きな服も着るコトできず、ボロじゃ恥ずかしいからと、
外も出歩けないようでは、自由さえも奪われる。
人と話す機会もなくなり、狭いところに潜んでいては、
認知症になるのも無理はないと思います。
今は、病院で入院しているとのコトです。
溜め込んだ荷物は、結局は手をつけられない状態。
便利に使うつもりだった物たちが、
使わない不便な物と化けて、リフォームすら出来ない。
僕が思うに、もう悪魔にしか思えないのです。
そういう状況を見てきたからこそ、
僕は定期的に断捨離をするのです。
「使うかもしれない」は、見方を変えると、
「使わないかもしれない」
「もう手に入らないかもしれない」は、
「今後いくらでも手に入るかもしれない」
便利な現代ですので、個々の物がなくても、
なんとかなり、
それほど不自由しないのが殆どだと思うのです。
コーヒーメーカー、布団乾燥機、アイロン、
ホットプレート、たこ焼き機、電卓など、
それら愛用して使っているのならいいけれど、
これらがなくたって、インスタントコーヒーが飲め、
布団や衣類自体が昔にくらべ安くなっている。
安い布団や衣類に手間暇かける人も少なくなり、
使い捨てなんて人も多いのではないでしょうか。
便利なチンする冷凍食品が調理器具を使う回数を減らし、
スマホやパソコンが、電卓やラジオ、
音楽プレイヤーにもなる時代。
「何かを失って、不自由をしてみなさい!」
という方が難しい世の中だと思います。
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あくまで、僕が思うにですが、
物が豊富にあり、便利な世の中だからこそ、
「自由を失ってはならない」と思うのです。
その自由とは、物に縛られるコト。
「これさえなければベッドやソファーが置けるのにな」
それは、物に自由を奪われていると思います。
「買い物に失敗したんだ」
素直に失敗を認め反省し手放し、
自由を手に入れて欲しいです。
「もったいないから取っておく」は、
失敗した買い物を帳消しにするコトでも、
罪悪感を減らす手段でもないと思うのです。
未来の自分が苦しまない為にも、
不要な物はどんどん手放して身軽になり、
活発に行動できる人生にしたいです。
今日感じたコト
「勿体無いから!」そう思ったとき、
それを保存する場所や、縛られるコトも
覚えておいてほしい。
罪悪感を消す魔法の言葉ではないのです。
「食べたものが勿体無いから!」
そういってトイレに行かなければ、
腸内細菌だらけで死に至ります。
溜め込むと背負うコトにもなる[No.3141]
今日も最後までありがとうございます。
僕のもうひとつのブログ
「嬉しいコト@カラフル!」
http://ameblo.jp/moriyama-tomomi/
お暇な方は遊びに来てくださいね。(^^)
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