守るためのもの?[No.3124]
(日付を調整しています)
(長めになっています)
著作権、ずいぶん前から真剣に考えています。
このブログを立ち上げた7年前の当初、
著作権のコトを伝える予定だった程です。
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正直僕は、著作者側の気持ちも、
それを受け止める一般ユーザ側の気持ちも、
いいたい意見は、よくわかります。
どちらが良い、悪いではなく、
そもそも、著作物とはなんでしょう。
あなたが制作者の立場となったとき、
「利益を得たい」もあるでしょうが、
「見聞きしてもらいたい」ではないでしょうか。
「これは国産高級和牛だから味見はNGだ!」
それでは、その肉の良さを伝えるコトはできません。
「噛むほどに肉汁がでて、柔らかくて…」
いくらどんなに説明したとしても、
柔らかく肉汁がでる肉なんて、
他にもたくさんありますよね。
それは、噛んだり、舌触りの状況説明であって、
味の説明ではないと思うのです。
問題は「どんな味なのか?」
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「これはおもしろい作品です!設定が○○で…」
そう言われて解るような作品は、単純だと思うのです。
あなたお勧めの食べ物、DVD、CD。
人に勧めるとき、どうやって勧めますか?
人それぞれあるかもしれませんが、
僕の場合は、言葉で説明できる程単純ではない!
「いいから食べてみて!見てみて!聞いてみて!」
相手に体験してもらうコトがいちばんだと感じています。
試食だってそう。相手に味を体験してもらう。
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例えば、雑誌をスキャナーで全部読みとり、
ネットにアップロードする行為は、営業妨害です。
「でも見なければ解らない!!」
本屋で試し読みをするように、
電子書籍など、一部の出版社では、
試し読みができる工夫がされています。
その試し読みの部分は、広めるべきで、
広めてもいいと思うのです。
「お客さんが勝手に口コミで宣伝してくれている!」
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でも、そういう発想ができない人は、
「無断転載してもらっては困る。ウチが全部管理する」
全てを管理するコトなんて難しいのに、
あえて、その部分でお金を使おうとする。
「守るためにお金を使うんですか?」
「作品を広めるためにお金を使わないのですか?」
あくまで、僕の出逢った作品の範囲ですが、
著作権うんぬん細かいところは、ガードが固すぎて、
人に知られるコトもなく、消えていく存在になっています。
どんなにおいしくて、どんなに高級だとしても、
試食をしてもらい、味を伝えるコトが出来ない肉は、
そのまま、腐るのを待つだけです。
出版社や放送権利者は、それでもいいかもしれません。
他にもたくさんの作品があるからです。
でも、原作者や制作者はそうではありません。
一本の作品を作るために、血の滲み出るような苦労をし、
作品を、人に知ってもらいたいと願っているハズです。
知ってもらった後で、初めて利益が得られるのです。
知らないのに、お金を払う人なんていませんよね。
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長くなってしまいましたが、
僕が思うに、今後は、その知ってもらう箇所。
味見する部分を、よく考えるべきだと思います。
昔と違い現代は、スマホゲームだって、
体験版ゲームや無料アプリ、内部課金など、
新しい仕組みを考えているのです。
書籍にしても、アニメにしても、
不況と言われる部分は、そこではないでしょうか。
今日感じたコト
子どもは、守るために産むのでしょうか。
守って過保護になれば、弱々しくなってしまう。
ほったらかしは、わがままでグレてしまう。
単に中道をとる単純な方法ではなく、
時代背景にあった方法で変化させていくコトが
求められているように感じます。
子ども(作品)は、成長させるものだと感じています。
守るためのもの?[No.3124]
今日も最後までありがとうございます。
僕のもうひとつのブログ
「嬉しいコト@カラフル!」
http://ameblo.jp/moriyama-tomomi/
お暇な方は遊びに来てくださいね。(^^)
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