大は小を兼ねる?[No.3006]
(長めになっています)
世界的に見て、環境に恵まれている日本は、
欲張りな人が多いと思う。
ひとつの物に複数の機能を求めたり、
ひとりの人に多数の仕事を求める。
生活用品や家電などが多機能になり、
人間が残業しなくてはならなくなるのも、
その欲深さなんだと感じています。
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「大は小を兼ねる」
大きいものをひとつ手に入れさえすれば、
いろんなコトも出来ると思いこんでいる。
それ故に、みなが大きいものを求めているように思う。
「成績優秀になってやろう。営業トップになってやろう。社長になろう」
大きいものさえ求めれば、
なんでも叶うと思っているのかもしれません。
でも、成績優秀だとしても、
遊びの達人ではないかもしれません。
営業トップでも、技術力はないかもしれません。
社長になれたとしても、経営ノウハウや
社員指導を知らないかもしれません。
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極端な話しかもしれませんが、
子ども用の小さなビニールプールがありますよね。
庭先で水遊びして、子ども2~3人くらいでしょうか。
大人ひとりで、目が届く範囲です。
大きいものがいいからと、プールや海に行けば、
目が届かない範囲で遊び始めるかもしれません。
範囲が広くなれば、迷子になるかもしれないし、
人さらいや、深い海で溺れているかもしれません。
「せっかく広い海であそべると思ったのに!」
人生の目標も、それに似ているように感じたのです。
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「社長になろう!」
社長になれば、
あらゆる視野で物事を見なければなりません。
時代の流行、需要、材料の入手、製造、従業員の教育、
営業、経営理念、資金繰り、サポート、人との繋がり。
まだまだ沢山ありますが、
社長(大きくなった)からといって、
自動的に、大は小を兼ねないと思うのです。
そこで、多くの社長さんは、自分に足りない部分を、
開発の人間、営業の人間、サポート、経理、人事と、
役割分担をさせ、経営するのがほとんどだと思います。
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今回、僕がお伝えしたかったコトは、
大(社長)になったからといって、
自動的に全ての能力をもてる訳ではない。
もちろん、自身で学んでスーパーマンになるのも
ひとつの手かもしれませんが、
そこまで出来る人は、ほんのわずかだと思います。
学び身につけるのに40年も50年もかかっていたら、
人生の大半を失ってしまいます。
では、どうすればよいのでしょうか?
僕が出した答えは、
大きな海を手に入れようとするのではなく、
頼りがいのある、
ユニークな仲間を集めるコトだと思うのです。
自分ひとりで、海を満喫しようと思えば、
かなり準備に苦労すると思います。
でも、仲間が沢山いれば、
バーベキューセットなどの道具担当の人。
食材担当、調理担当、幹事、日程計画担当。
パラソルなどのセッティング担当。
一瞬で、海を満喫できると思うのです。
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パソコンやスマホ、ネットで何でも手に入り、
便利な世の中ではありますが、
道具に麻痺し「私ひとりでも大丈夫!」
だからといって、海でひとりでは限界があるのです。
「大きなもの = 会社、社長、お金」ではなく、
信頼できる仲間の多さだと思うのです。
現代人は「道具に頼れるから、あの人はいらない」
そう感じている人が、少なくはないように感じます。
会社を手に入れても、社長になっても、
大きな家を買ったとしても、
誰もいなければ、宝の持ち腐れです。
大きいもの「目指す道」も大切ですが、
仲間意識を、もっとも大切にしたいです。
今日の心得
大きいものを、手にするコトに夢中のあまり、
仲間を失わないようにしたい。
大きいものをやっと手に入れたとき、
大きい故に、ひとりでは扱えないと思うから。
大は小を兼ねる?[No.3006]
今日も最後までありがとうございます。
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