自由という不自由[No.2974]
(長めになっています)
人は、自由を求め、生きているように思う。
でも、自由を求めるあまり、
不自由になっているように感じる。
それはなぜか。
本当の自由を知らないからだと思う。
書き進める、僕が言うのも何ですが、
残念なコトに、僕も本当の自由を知りません。
でも、自由とはなにか? どうあるべきか?
何かヒントを得ようと、毎日考えている。
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例えば、学校の家庭科や図工の授業で、
「なんでも好きなものを自由に作りなさい!」
そう言われ、喜ぶ生徒は、どれくらいいるでしょう。
「先生! なにを作ったらよいか分かりません」
そんな生徒が、続出すると思うのです。
人生の選択も、それと同じように感じるのです。
生徒に弓矢を渡し、
「好きなところに自由に撃って良い!」
的がない生徒は、きっと戸惑うと思うのです。
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でも「今日は玉子料理を作りなさい! ラジオを作りなさい! あの的の中央に向かって撃ちなさい!」
テーマを与え、的を絞るコトによって、
照準を合わせるコトが出きると思うのです。
「与えられたテーマ、与えられた場所」
でも人は、これを不自由だと、
言っているように感じるのです。
決まった時間に学校や会社へ向かい、
決まった授業や仕事をこなす。
「退屈でつまらないから、自由がいい!」
そうやって、自由を求める。
でも、僕が思うに、退屈にしているのは、
自分自身だと思うのです。
学校を、授業を受ける場だけにしているコト。
確かにそれでは、退屈かもしれません。
でも、学校で仲間と楽しむコトを視野に入れていれば、
退屈はせず、不自由だと思わないハズです。
「決められた仕事が嫌だ!」
職場を、与えられた仕事をする場だと思っている人も、
退屈かもしれません。
誰だって、同じコトの繰り返しは嫌です。
なら、いつもと違う視野で営業に廻ってみる!
いつもより早めに行動してみる!
提案してみる! 職場仲間と楽しむ!
など、自由は、沢山あると思うのです。
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僕が思うに、人間は、
最初から、広大な自由を与えたとしても、
それを、いかすコトはできないと思うのです。
「500億円あったらなにに使う?」
という質問と、
「100万円あったらなにに使う?」
現実的な方が、自由に発想出きると思うのです。
それはなぜか?
人間は、頭がよい生き物だからだと思うのです。
「限られた範囲のなかで、いかに自由を得ようと考えるか」
無制限でおやつを持っていける遠足よりも、
「おやつは500円以内」と絞るコトによって、
「安いお店を探そう! 沢山食べれるお菓子にしよう! 荷物にならないよう軽いお菓子にしよう!」
など、自由に発想が出きると思うのです。
それに、無制限よりも、
限られた範囲のなかで、いかによくするか!
それを考えた方が、楽しいと思いませんか。
そうやって、楽しむコト自体を、
僕は、本当の自由だと感じています。
今日の心得
自由すぎて苦しむよりも、
限りあるなかで、楽しむ方が、
自由だと、僕は感じます。
「なに食べたい?」そう質問され、
「なんでもいい」と伝えるよりも、
「麺類がいい」など、的を絞って上げるコトも
優しさだと思います。
自由という不自由[No.2974]
今日も最後までありがとうございます。
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