心の社長[No.2966]
今から20年前(1995年)、僕は20歳で、
ベスト電器にて、Windows95パソコン販売員でした。
仕事を終え、職場仲間たちと一緒に、
よく飲みに行ったものです。
そこで話していたコトは確か、
上司や営業方針の愚痴だったと記憶しています。
「○○さんのやり方が気に入らない! このやり方は間違っている!」
平社員で飲み会を開き、愚痴会だったように思う。
今思えば、現状をよくしようとするのではなく、
単に、愚痴を言いたかっただけだと感じる。
「○○が気に入らない! ○○さんが…」
そんなコトを、毎日平社員と話したって、
なんにも解決はしないんですよね。
頭(考え方)が平社員のままだから。
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「愚痴りたい。傷の舐め合いをしたい」
そういう思いと、
「解決したい。協力しあえる仲間を集めたい」
は、ぜんぜん違う。
最近僕が思うに、心が平社員のままでは、
永遠に、平社員だと思うのです。
目先、つまり自分の視野で物事を見て愚痴を言う人。
極端な例えかもしれませんが、
あなたがトイレの清掃員だったとします。
与えられたブラシで、便器の汚れを落とそうするが、
なかなか汚れは落ちない。
「上司のやろう!こんな落としにくい便器を磨かせやがって!」
仲間と、上司の愚痴を言い合ったところで、
便器の汚れは落ちないのです。
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最近僕は、心は社長であるようにしています。
心を大きく持つと、目の前にあるブラシで、
汚れが落ちないからと、他人のせいにはしないのです。
「このブラシを変えてみようか? そうだ!洗剤を使ってみよう!」
目線を少し変えるだけで、
頑固な汚れも、アッサリ落ちるものなのです。
落としにくい汚れを、落とせと命令した上司が悪いわけでも、
汚れが悪いわけでもなく、その汚れを、
与えられたブラシだけで、落とそうとしているコトに、
問題があると思うのです。
自分が平社員だから、落ちにくい汚れを与えられたとき、
そんな仕事を与えた上司が悪いと人のせいにする。
でも、自分が社長だったらどう思うだろうか。
汚れを落とす依頼を、真摯に受け止めなくてはならない。
「こんな汚れを頼んだお客さんが悪い!」ではなく、
「どうすれば落としやすくなるだろう?」
そこを、考えるべきだと思うのです。
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そして、どんな汚れでも落とせる、
プロフェッショナルになれたのなら、今度は、
汚れにくい便器の開発をしてみてはどうだろうか。
そういう発想や考え方ができる人間かどうかで、
平社員のままの器か、大物になれる器かが、
決まるように感じます。
今日の心得
例え平社員だとしても、心は社長でありたい。
初めて食べたラーメン屋さんがマズいからと、
この世のすべてのラーメンがマズいと決めつける、
心の狭い人間にはなりたくない。
心の社長[No.2966]
今日も最後までありがとうございます。
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