知るべき、知らないべき?[No.2956]
(長めになっています)
僕は小学三年の頃から、プログラマになるのが夢でした。
「ゲームを作りたい!」そういう夢がありましたので、
プログラムを主とした、ゲームデザイナーになりたい。
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僕が発売当初のファミコンで遊んでいた頃は、
まだ、ゲームのジャンルは確立されてなく、
ドラクエのようなゲームをRPGと呼んだり、
お話を進めるゲームをADV
アドベンチャーゲームと呼ばれ始めた頃です。
単に、敵をやっつけるインベーダーゲームから、
ゲームに、演出要素が加わった頃です。
壮大な音楽に、感動的なストーリー、
画面の特殊効果(グラフィック)
当時幼い頃の僕は、そんな演出に影響を受け、
敢えて、ゲームをしない時期がありました。
「世間にあるゲームや映画などを知れば、自分が独自の発想が出来なくなるから」
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例えるなら玉子料理。
世間には、あらゆる玉子料理があります。
目玉焼き、玉子焼き、ゆで玉子、温泉玉子、
これらを基本とし、ミルクセーキやホットケーキ、
焼きめしやお好み焼き、オムレツ、オムライス。
昔の僕は、これらを知るからこそ、
「玉子 = これらを作るもの」
そう認識すれば、玉子に新しい可能性を、
持てないと思っていたからです。
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でも、現在は違います。
いろんな玉子料理を食す(情報や経験を得る)コトこそ、
新たな物が作れると思うのです。
もしあなたが、ゆで玉子しか知らなかったとき、
「よし!固まる直前の玉子料理を作ろう!」
研究し、時間をかけて作ったとします。
やっとの思いで完成し発表したら、
世間にはすでに「温泉玉子として存在」していたら、
あなたの苦労は、無駄に終わったコトになりますよね。
温泉玉子は、あなた独自の発想ではなく、
単に、情報不足だったというコトです。
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ゲームや映画のクリエイティブな分野でも、
同じコトがいえると思うのです。
「出来るだけ作品を見ずに、自分の発想を膨らまそう」
以前の僕は、この考え方でしたが、今は違います。
裏を返せば、作品を少し見たくらいで、
自分の発想に影響されるというのなら、
その発想は、大した発想ではないと思うのです。
玉子料理の「生、煮る、焼く、蒸す」
この基本を知っていてこそ、
革命的な発想が出来ると思うのです。
玉子の生の状態しか知らない人は、蒸すコトが、
あたかも独自の発想と勘違するかもしれません。
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「生、煮る、焼く、蒸す」を知っている人。
実際に、商品としてあるかは分かりませんが、
上の例では「発酵させる」がありません。
すでにあるコトを知ってこそ、
新たなものが発想できると思うのです。
その為には「どうせ○○だろう」
思いこみで終わるのではなく、
何事も自身で経験し、視野を広げるコトだと思います。
今日の心得
沢山の味や色、音に感覚。
いろんな材料を知ってこそ、
新たなものを生み出せるのだと感じます。
もし仮に、完全にあなたオリジナルの発想
だとしても、世間がそれを求めていなければ、
自己満足の世界で終わってしまう。
発想ばかりではなく、
いま世間がなにを求めようとしているのか。
そういう情報も必要だと思います。
知るべき、知らないべき?[No.2956]
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