使えると好きとは違う[No.2948]
僕が思うに、地球上の生物で、
「もったいない」
そう感じる生き物は、人間だけのように思います。
お腹が空いたとき、獲物を捕獲し、
お腹いっぱいになっても、人間は、
もったいないからと、保存しようとします。
でも、多くの動物は、獲物を捕獲しても、
その場でお腹いっぱいになれば、
例え獲物が残っていても、
その場を立ち去るのが多いように感じます。
そこに寄ってくるハイエナもいますが、
動物は「お腹が空いたら捕獲し食べる」スタンスで、
「もったいない」という感情は、ないように感じます。
仮に住処に持ち去ったとしても、
「もったいない」という感情ではなく、
子どもへのエサや、冬眠の場合に感じます。
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人間には、その「もったいない精神」があるせいか、
「まだ使えるから」と言って、好きではないものでも、
平気で使う生き物のように感じます。
「まだ使えるから!」
ボロボロ刃先のハサミでガタガタにカットしたり、
体を保護する為の衣類でもあるのに、
穴が空いた服を着たり。
「もったいないから!」
そう言って、使いもしない空き箱を押入に収納や、
使わない化粧サンプルや、お弁当などに付いてくる
小袋の醤油など、入れ物を購入し保存する。
もったいない精神から、
使わない物を保存する入れ物を買い、場所を提供する。
極端な例えですが、使わない車にガソリンを入れ、
保険をかけ、駐車場を借りるというのでしょうか。
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お風呂用の洗剤が微妙に余ったからと言って、
自分の体を洗えば、皮膚がボロボロになったり、
大変なコトになりますよね。
僕が思うに、現代人は、
人にも、これと同じコトをしているように感じたのです。
どういうコトかと言いますと、
例えば、あなたはお客さんで、相手は店員さん。
本来であれば、お客さんと店員という立場だけですが、
心のどこかに、
「せっかくお話し出来たのだからもったいない」
そういう気持ちから、相手に深入りをしたり、
必要以上の関係を築こうとしているように思うのです。
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もちろん、相手を好きになってしまった場合や、
相手に興味があるのなら、関わっても良いと思いますが、
単に「せっかくお話出来たのだからもったいない」
そういう精神では、後でキズつくコトになると思うのです。
お風呂掃除で使ったクレンザー。
よく落ちるから!よいクレンザーに出会えたから!
そう言って、体を洗う者はいませんよね。
後で「こんなハズではなかった」と後悔する前に、
単純に、目先の損得だけで
もったいないと決めるのではなく、
用途や状況に応じて、
適切な判断が出来る人になりたいです。
今日の心得
もったいないと、ものを大切にするは違う。
本当にもったいないと思うのなら、
もったいないと考える時間(無駄)を
省くコトだと思います。
もったいないと、
使わないものを整理する時間
収納する時間や場所のほうがもったいない。
使えると好きとは違う[No.2948]
今日も最後までありがとうございます。
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