弱点のフリをする[No.2932]
僕は、小学校低学年の頃まで、
よくイジメられていました。
牛乳瓶底のようなメガネをかけていたので「メガネ猿」
名前が女の子みたいだったので「オカマ」
ボロイアパート住まいだったので「貧乏」
背が低かったので「チビ」
なにかと、イジメられるネタは持っていたようです。
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でも、ある日から僕はイジメられなくなりました。
相手から何をされても、無視していたからです。
「なぜイジメるのか?」
イジメる側の気持ちになればわかるのですが、
相手が反応するのがおもしろいからですよね。
無反応だったら、イジメがいがありません。
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それとは別に、必要以上に、
あえて反応する作戦もあるのです。
どういうコトかと言いますと、弱点のフリをする!
僕がイジメられなくなって、しばらくした頃です。
相手が自分の足の爪を切り、その爪を持って、
「足のつめ~~~!」と持ってきたのです。
そこで僕はわざと「足の爪怖い~~~!」
と逃げたのです。
もちろん、足の爪なんて怖くありません。(笑)
弱点のフリをしたのです。
そして、しばらくは足の爪攻撃をされつづけました。
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相手は、数日後も飽きもせずに、
同じネタで僕に近寄ってきます。
「足のつめ~~~!」
相手が近寄ってきたところで、
「それがどうした!」と殴ってやったのです。(笑)
僕をからかってきた人は、
きっと、頭のなかは真っ白だったと思います。
「なぜ? どうして? 弱点だったハズでは?」
僕が弱点のフリをしたお芝居によって、
「あいつの弱点はいったいなんなんだ?」
さらに、いじめられなくなったのです。
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普通人間は、弱点を見せたがるものではありませんが、
場合によっては、弱点のフリをするのも一つの手です。
都合がよい飛び込み営業マンがきたら、
なにも知らないフリをして話しだけ聞いてみる。
相手が「シメシメ。この人には売れそうだ!」
と感じ始めたとき、こちらが深く突っ込むのです。
「A電話会社よりも安いそうですが、ケータイの家族割プランの差額を差し引いても安いのでしょうか? 5年契約で割引してもらっているのですがそれを下回る価格なのでしょうか?」
「と、取りあえず資料置いておきますね……」
こちらが追い返さなくても、去っていってくれるのです。
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知らないフリをする、弱点のフリをする。
人を騙すという目的ではなく、
それなりの人には、それ相当の対応をする必要が
あるように感じるのです。
今日の心得
目には目を、歯には歯を
敵を騙すにはまず自分から
弱点のフリをする[No.2932]
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