ものを捨てる勇気
小さな勇気が大きな結果を生む[No.2846]
(日付を調整しています)
(長めになっています)
人間は、何かしら、執着して生きているように思う。
人への執着、物への執着、物事への執着。
もちろん、僕も執着はしています。
素晴らしい人、素晴らしい物、素晴らしい物事。
それらに執着し、心動かされているからこそ!
日々学び、日々こうして、ブログを書いているのです。
・
・
・
でも、僕が執着するのは、
良質なものだけに絞っています。
僕は、白色が好きです。
それも、ひとつの執着だと思います。
かと言って、白い物すべてが好きなわけではありません。
白とひとコトにいっても、つやあり、半つや、つや消し。
黄色っぽい白、青っぽい白、赤っぽい白。
デザインが好みな物、そうではない物。
大きい物、小さい物。
機能的な物、そうではない物。
安い物、高いもの。使う物、使わない物。
たくさんあります。
僕は、白が好きだからといって、
白色コレクターではないのです。(笑)
・
・
・
僕が好きな白というなかから、
価格、機能、デザイン、実用度など、
選別した物だけを買うようにしています。
僕が尊敬する人(人付き合い)も、
習慣にしている物事も、厳選しています。
どうやって、僕はそれが出来るようになったのか?
小さな勇気への第一歩を踏んだからです。
僕が行った、小さな一歩。
それは、不要な物を捨てるコトです。
・
・
・
執着は、何かに依存してしまうコトです。
買い物依存、集める依存、人依存、物事依存。
その、多く依存するなかから、
もっとも捨てやすいのは、身の回りの物だと思うのです。
どうして、もう着るコトがない服が、
タンスにしまってあるのでしょうか?
「もったいないから?」
それは、もったいない依存ではないでしょうか。
「思い出がつまっているから?」
思い出依存。
「もう、手に入らないかもしれないから!」
手に入らない依存。
「価値があるかもしれないし、使うかもしれないから!」
○○かもしれないから依存。
僕は、自分でおかしいと感じたのです。
どうして、着ない服一着の為に、
これほど多くの執着を持たなければならないのだろうか?
逆に言えば、どれだけ執着していたとしても、
服は着る為のものであり、着なければ意味はないのです!
もちろん「部屋の飾りで置いている!」
という人もいるかもしれませんが、
部屋に飾るのは、
服ではなくても、よいのではないでしょうか。
たった一着の着ない服の為に、多くの執着心。
僕は5年ほど前に、断捨離を決意しました。
「不要な物、持っていても意味のない物、昔は好きだったけど今は興味がない物」
それらを売ったり、あげたり、捨てたりしました。
・
・
・
するとどうでしょう。
物が減ったからといって、生活に支障はありません。
不要な物だけを手放したので、当然といえば当然です。
スッキリとした広い部屋が手に入ると同時に、
肩に背負っていた重たい荷物がなくなって、
軽い感じになっていました。
「清々しいな!身軽になって動きやすいな!」
冗談抜きで、本当にそんな感情を得ていました。
5年前当時感じたコトは、それくらいだったのですが、
今感じているコトは、
「執着が多いと判断に迷うし遅れる」
そう強く感じています。
・
・
・
例えば、物への執着心が強い人は、
たくさんの物を持っています。
それ故に、引っ越しとなれば大変ですよね。
たくさんの物を箱へ詰め込む作業が必要で、
引っ越し費用もかかってしまいます。
荷物の出し入れ作業にも時間がかかり、
疲れてしまうでしょう。
転居先で、さて、休憩しようとしたとき、
「あれ?やかんとコップはどこにあるのだろう?荷物が多くて分からない!」
探す時間がもったいない!すぐに探せなければ、
コンビニや自販機で、お茶を買うと思うのです。
買いに行く手間、あるのに買う無駄。
物へたくさんの執着心がある時点では、
これらに気がつかないのです。
「お金や時間よりも、物の方が大事!」
・
・
・
僕は、多くのものを捨てました。
その課程で、タバコも、不要な人間関係も捨てました。
ある意味、もっとスゴい執着心を持ったからです。
それは「絶対に僕は幸せになってやろう!」
そういう執着心です。
幸せになりたいと思うと、理想の自分を描きます。
「キレイな部屋に住んでいて、お気に入りの物に包まれて、リラックスできる部屋で、自分の好きなコトをしたい!」
僕は、この理想を実現させる為に、
ひとつひとつ行動を始めました。
・
・
・
キレイな部屋にする為には、掃除が必要。
でも、物が多くては掃除も大変です。
気持ちよく、楽しく掃除をする為に物を捨てる。
・
・
・
リラックスして安心する為には、健康が必要です。
病に苦しみ、病院のベッドではリラックス出来ません。
心身ともにリラックスする為に、
体に悪いタバコや、ジャンクフードを捨てる。
・
・
・
自分の好きなコトをする為にも、僕は学び始めました。
でも、単に学べばよいというコトではありません。
マイナスになるような人や情報を捨てたのです。
その課程で、
自分の不必要なこだわり(執着)も捨てました。
例え、自分の好きな物がたくさんあったとしても、
自分が幸せになる!という執着心からは、
物数が多くては、部屋も狭くなり、苦しむコトになる。
そう判断するようになったからです。
それは、幸せになりたい!という強い執着。
物を集めたいという執着心ではないのです。
なぜ、コレクターの方は物を集めたいのか?
それは、自己満足、自分が幸せになりたいからですよね。
その幸せも、度が過ぎると、不幸になるのです。
コレクションが増えすぎて、部屋は圧迫し、
レンタル倉庫まで借りるようになっていては、
きっと、生活は苦しくなっていると思うのです。
物への幸せ感は満たされても、
ゆとりある生活の幸せは満たされません。
僕は若いとき、お昼ご飯代をケチって、
物を買ったコトがあります。
物への物欲は満たせても、胃袋は満たせない。
胃袋が満たされなければ、体は満たされない。
体が満たされなければ、脳も満たされない。
脳が満たされなければ、ネガティブに考えてしまう。
ネガティブからは心は満たされない。
そうやって、一時僕は鬱病になったのだと思います。
・
・
・
僕は、執着するコトはいいコトだと思います。
行動を始める、エネルギーになるからです。
でも、度が過ぎると、幸せへの執着が、
不幸へとなってしまうのです。
僕がオススメしたいのは、
まず、物を捨てる勇気を持つコトです。
おいしいカレー(人生)を作るときに、
数え切れないほどのカレールゥがあっては、
選別するのに、時間がかかってしまうでしょう。
あれこれ試すのもよいかもしれませんが、
それでは、迷っている間に人生は終わってしまう。
全部試すのではなく、いくつかを自分で厳選する。
ある意味、割り切る勇気も必要だと思うのです。
その厳選して選んだものを大切にし、
おいしく調理(育てる)コトで、
おいしいカレー(人生)になるのではないでしょうか。
今日の心得
騙されたと思って、不要な物を捨ててみてください。
きっと、心はスッキリし、迷いがなくなると思います。
「もう手に入らないかもしれないから…」
ビビっていてはなにも出来ない!
その物の価値よりも、
あなたの人生の方が、もっと価値があるのです!
ものを捨てる勇気
小さな勇気が大きな結果を生む[No.2846]
今日も最後までありがとうございます。
僕のもうひとつのブログ
「嬉しいコト@カラフル!」
http://ameblo.jp/moriyama-tomomi/
お暇な方は遊びに来てくださいね。(^^)
« やってみれば難しくない![No.2845] | トップページ | コトコト煮込む人生[No.2847] »
「★私事」カテゴリの記事
- ストレスがあるとき[No.3199](2017.06.18)
- どんなに体調が悪くても気をつけているコト[No.3198](2016.11.04)
- 少しの手間[No.3197](2016.04.15)
- 除菌スプレーなどの使い分け[No.3196](2016.03.26)
- 慎重に考える年[No.3195](2016.03.25)
コメント