流れに従う[No.2715]
(日付を調整しています)
(長めになっています)
うまく行く流れと、うまく行かない流れ
僕の人生を、少し振り返ってみました。
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僕は小学三年生の頃、父にこう訪ねられました。
「将来なにがしたい?」
電化製品の分解や、乾電池と豆電球にモーターなど
工作が好きだった僕は、こう答えました。
「機械関係の仕事がしたい!」
父は、再び訪ねました。
「機械といってもいっぱいあるぞ!テレビも冷蔵庫も機械だ!」
僕はしばらく考えました。
最強の機械、なんでも出来る機械ってなんだろう?
当時僕は、マイコンを所有していましたので、
最強の機械はマイコンだと思い、こう答えました!
「コンピュータを扱う仕事がしたい!」
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小学三年から高校くらいまで、ゲームに夢中でした。
いつしか、「ゲームデザイナーになってやろう!」
そう思っていたのです。
当時僕がイメージしていたゲームデザイナーとは、
自身でゲームを設計し、プログラミングするイメージです。
高校生くらいから、通信講座にて、
「ゲームデザイナー講座」を申し込みました。
そして、当時は数少ない、
コンピュータ専門学校へ行ったのです。
でも、僕の理想とは少し違う学校でした。
その学校で学ぶコトは「情報処理」です。
データーベースの仕組みや、作業の流れの勉強です。
ゲームとは、あまり関係のない分野です。
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20歳を過ぎた頃、ゲーム会社への入社を考えていました。
でも、福岡にはそういう会社は殆どなく、
東京が主となっている業界のようです。
そこで、僕は上京を考えたのですが、
母は許しませんでした。
母の反対を押し切って、上京しようとも考えたのですが、
当時はお金もなく、母の体調も悪く、
そんな状況で、安心して東京へ行ける訳もありません。
僕は仕方なく、地元福岡で、
プログラマ募集の求人を探したのです。
「よし!ここに電話してみよう!」
なんと、一発目のそこで、中途採用してくれたのです。
その会社は、データベースを扱う会社でした。
僕は、専門学校時代の頃を思いだし、
スムーズに仕事が出来たのです。
(当時24歳)
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そして、その会社に慣れた頃、事件が起きました。
経理の部長や直属の係長など、辞めるというのです。
会社の危機で、お給料が遅れた日もあり、
いろんな人達は、見切りをつけたようです。
そんな状況で、安心して働くコトが出来る訳もなく、
僕も辞めるコトにしたのです。
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しばらくして、公務員の友人が、
「アニメーターになりたい!」と突然言いだしました。
代々木アニメーション学院に、体験入学するというのです。
ちょうど、僕は仕事をしてなく、同学院内に、
「ゲームデザイナー科」がありましたので、
友人と同じ日に、僕も体験入学をするコトにしたのです。
「さて、どんなコトをするのだろう!」
ワクワクして授業を体験するのですが、
当時(僕が中学生くらいの頃)イメージしていた、
ゲームデザイナーとは別物だったのです。
もちろん、体験学習だけでは分からない範囲
講師が教えてくれる範囲と、実際の現場とは、
違いもあるコトでしょうが、
大きな違いとしては、分業化でした。
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僕が昔遊んだゲームは、今思えば単純です。
限られたキャラが、限られた動きをし、
限られた動作をすれば、ステージクリア!
キャラも色が少なく単調で、音も簡単なメロディです。
ここで例をあげるなら「ドンキーコング」
当時のゲームデザイナーさんは、
自分でゲームの仕組みや音楽を考え、
自分でプログラミングするのが普通だったのです。
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それから時は流れ、ゲームに、
ストーリー性が求められ、シナリオライター
ゲーム機の性能、グラフィックの再現力も上がり、
イラストレーターやグラフィッカー
音楽は、CDなどの録音音源が使えるようになり、
有名作曲家や、海外レコーディング
気が付くと、プログラマはプログラミング作業が
主なお仕事になっていたのです。
今から15年ほど前のコトですが、
僕が中学生当時に思っていた、
ゲームデザイナーとは別物で、
実際には、「ゲーム開発企画担当」という状況でした。
横文字でいうなら、ゲームプロデューサーでしょうか。
僕が小さい頃にやりたかった、
ゲームプログラマ(ゲーム設計から開発)
とは、違っていたのです。
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すみません。
僕のお話しばかりで、長くなってしまいましたね。
今思い返すと、それで良かったんだと感じています。
ゲームプログラマになるつもりだったけれど、
なぜか情報処理の学校に行き、
データベースを扱うプログラマになって、
それで、よかったと感じるのです。
もし!ゲームプログラミングするつもりで、
上京していたら、どうなっていたでしょう?
当時僕が意識していた、
「ゲームデザイナ = プログラマ」
とは違っていたのです!
おそらく、ゲーム制作企画・営業をしていたと思います。
きっと、「僕が思っていた仕事とは違った!プログラミングしたかったのに!」
そんな風に、愚痴っていたのかもしれません。
そう考えると、
「あのときの流れに従って、よかったんだな」
本当にそう感じています。
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今、その第二波が来ているように感じています。
この続きは、また次の機会にでも。
今日の心得
身の回りの流れ、時代の流れ
お金や時間の流れ、人との出会いの流れ
素直に従うと、後になって
「なるほど!そういう意味があったのか!」
ありがたく、実感するコトが出来るようです。
流れに従う[No.2715]
今日も最後までありがとうございます。
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http://ameblo.jp/moriyama-tomomi/
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