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2014年6月12日 (木)

想いやりのキャッチボール[No.2581]

(日付を調整しています)

僕が最初に人間関係を整理し始めたのは、

今から10年ほど前になります。

当時僕は、1998年~2003年ごろ辺りまで、

ネットにて、あるファンサイトを運営しておりました。

僕が覚えている限り、仲間は300人超

福岡・大阪・名古屋・東京で

オフ会も主催しておりましたので、

参加して下さった方や、僕が参加したオフ会を含めると

少なくても100人以上の方には、直接お逢いしました。

人数が多いゆえに、直接お話しできたのは、

そのうち60~70人くらいだったと覚えています。



当時から僕は、信頼出来る親友が三人いました。

信頼し合える親友がいるのに、なかなか逢えません

「なぜだろう?」

そう思ったとき、直ぐに原因はわかりました。

それは、知り合いや顔見知り程度の人達に逢い

時間を使っていたからです。

僕はもともと、友達が多い方ではありませんでしたので、

「よし!ないものは作ろう!」

パソコン通信時代から、

積極的にオフ会に出席したりしていたのですが、

どうやら、増やしすぎてしまったようです。

それに気がついた僕は、積極的には増やさないようにしました。

「どうでもよい人達に逢う為に、大切な人と逢う時間を削りたくない!」



自然と離れていってくれた方は、

去る者追わずで、特に好きな訳でも嫌いな訳でもなく

ひとつの記憶として、今でも大切にしています。

好きな人に関しては、そのまま交友を続けるだけです。

でも問題は、嫌いな人です。

僕は仕事柄、あまり人見知りをしなくなったので、

見た目や雰囲気、言葉遣いで人を嫌いになるコトは

殆どありません。

「では、僕にとって嫌いな人の基準は?」

10年前の僕は、直ぐに答えは出てきませんでした。

でも、ある顔見知りの方をきっかけに、

「この人とは関わりたくない」という基準を知りました。

それは「人の話しを聞かない人」です。



彼は僕に、相談があると話しをするコトになりました。

話しを真剣に聞いて、僕の素直な意見を伝えました。

すると相手は、僕の話しを聞く耳がまったく無かったのです。

僕は心のなかで、

「あなたは何をしに僕に相談にきたのですか? 自分の意見を自慢しにきたのですか?」

そう感じていました。

要するに、自分の言いたいコトだけを言って、

人の話しを聞かない、想いやりの無い人なんですね。

似た僕の経験では、

相手が自分の言いたいコトだけを言って

「この話しはもう止めよう!」

勝手に話しを終了する人

きっと、自分にとって都合の悪い意見を聞きたくないのでしょう。

そして、聞く度胸もないのだと感じます。

もしそれで、言い争いになって喧嘩になったとしても、

僕は、それで喧嘩をする相手なら、

それまでの関係であり、そういう器の人間であり、

付き合うまでの価値が無かった人だと、割り切っています。

些細なコトにイライラして怒ったり

自分の意見を押し付けて、

相手を思うように動かそうとしたり

きっと、器が小さいのですよね。



会話するなかで「私はこう思う」

それに対して「いや、これはこうだ!」

自分の価値観を強制する人がいます。

「あなたは経験したのですか? 言葉や文章をよく見聞きしましたか?」

と問いたいです。

「彼はこう思っている」意見に対して、

「あなたの思っている」意見ですよね?

あるラーメン店を、

「美味しく思う」か「まずく思うか」は個人の自由

強制される理由はないのです。

「いや、これは美味しいんだ!」

あなたが強制されたとき、気分はいいでしょうか?



会話は言葉のキャッチボール

その本質は、想いやりのキャッチボールだと感じるのです。

一方が言いたいコトや想いをぶつけるのではなく、

相手が返してくれるからこそ、面白みがあるのです。

相手に言葉を投げるだけ投げて、

「この話しは終わりにしよう」では、

相手からのボールは、受け取らないコトになります。

きっと、受け取れる技術が身についていないのかもしれません

自分はAの意見、相手はBの意見

頑として自分のAを通そうとする人

そういう想いやりのない人は、仲間も少ないと思います。

もし仮に、パートナーに出逢い

結婚するコトになったとしても、

長く続かないコトは目に見えていますよね。



「私は相手よりも年上だから偉い! だから年下のお前は私の言うコトを聞くべきだ!」

それが通用するのは、中学生までだと思います。

市立・公立など、差はありますが、中学までは義務教育

時代の変化もありますが、基本的には、

同じコトを学んでいるハズです。

でも、高校からは違います。

義務で学校から学ばされるのではなく、

自分で進むべき道を選び、大人への階段を登り始めるのです。

僕は、年下・年上あまり関係ないと感じています。

年下でも、ブログや本などで学ぶべき人は沢山います。

年上でも、失敗だらけの駄目は人も沢山います。

「実力化・努力家の若手ベンチャー企業の社長さん」

「ギャンブルにハマり借金を背負い、路頭に迷った結果、ホームレスになってしまった年配の方」

「家にこもりがちで人生経験が少なく、歳だけ取ってしまった年配の方」

失敗している年上の方もいれば、

成功している年下もいるのです。

ですので僕は、年齢ではなく、

その人そのもの素晴らしさを、先輩だと尊敬しています。



すみません、なんだか長くなってしまいましたね。

僕がいちばんお伝えしたかったコトは、

年上、年下関係なく、相手の学ぶべきところ

相手の認めるべきとことは素直に認め

自分の言いたいコトだけを言うのではなく、

相手を想いやる気持ちを大切にしたいコトです。

自分の器、相手の器を大きくする為にも、

沢山話し、相手とキャッチボールしあうコトによって、

大きく、割れにくく、強い器になっていくんじゃないかな。

今日の心得
 自分の気持ちだけを考えるのではなく、
 相手の気持ちもしっかりと
 考えられるゆとり(器)をもつ

想いやりのキャッチボール[No.2581]
 今日も最後までありがとうございます。

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