言葉のカッコつけ
[No.2299]
ブログや書籍、メールやツイッターなど、文章を読んでいると、
難しい言葉を使われる方がいますよね。
もちろん!僕が勉強不足で、言葉の意味が分からないときは、
直ぐに辞書で調べたり、その結果でも僕が理解できないときは、
類語で言葉の意味を調べるのが、僕の日常生活の一部だったりします。
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実際、何度か経験があるのですが、
「なるほど!そういう言葉の意味なんだね!」
辞書で調べ終え、相手の文章を読み直すと、
話しの流れからして、言葉の意味が逆であったりするのです。
例えるなら、賛成のメールを書かれているにも関わらず、
「否定」を意味する難しい言葉を書かれていたりするのです。
僕が思うに、難しい言葉を使いたがる人は、
自分でも理解出来ていないと感じました。
その証拠に、文章として、つじつまが合っていないのです。
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少し話しが脱線しますが、僕が小学生の頃、
家電量販店の店員さんが嫌いでした。
その理由は、早口で専門用語を並び立てるからです。
例えるなら、デジタル家電に詳しくないお客さんに対して、
「ビデオとテレビの接続はHDMIで出来ますから」
と説明しているようなものです。
「HDMIってなに?」
話は、進まなくなりますよね。
そして、専門用語(難しい言葉)を連発する人に限って、
実は、その意味を詳しく理解していなかったりするようなのです。
その理由は、恐らく、
「自分は意味を理解していないけれど、取り敢えず専門用語を言っておけば、話しを濁すコトも出来るし知的に思われる!」
そういう考えなのかもしれません
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僕は、そんな幼い頃の、電気屋さんの対応が嫌でしたので、
僕がベスト電器に努めていた頃は、極力専門用語を使わず、
誰にでも分かる言葉で伝える工夫や、例えを使うようにしていました。
先程の例「ビデオとテレビの接続はHDMIで出来ますから」を置き換えるなら、
「現在は、HDMIというケーブル1本で、映像と音声、ビデオとテレビの接続が出来るんですよ」
そう伝えれば、HDMIの意味を知らない人でも、
「なるほど!HDMIとは、とりあえず1本で映像と音声が接続出来るスゴイケーブルなんだね!」
そう理解してくれると思うのです。
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僕自身オタクですので、オタクを否定している訳ではありませんが、
世間から、悪いイメージとして見られるオタクの志向は、
専門用語やネット用語が、日常会話に混ざっているように感じます。
「自分が知っているから、みんな知っているハズ!」
自分本位な考え方だから、オタクと批難されるのだと思います。
もし!言葉に自信がある!知識に自信がある!
そう思うのでしたら、専門用語や難しい言葉で濁さず、
分かりやすく、丁寧に相手に伝えてこそ、
本当の知的な人で、理解している人だと感じています。
今日の心得
自分が分からない難しい言葉
当然相手にも理解してもらえません
専門用語、その名の通り
特化した専門の人たちの間で使う言葉です。
誰にでも分かる言葉で、丁寧に説明出来る
想いやりと、伝える専門家に僕はなりたいです。
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