時間ロープ
「いつまでに、あれをして、これをして、それを終えて・・・」
行なうコトが多くなると、人間、焦ってしまいますよね。
焦ると、集中力が欠け、失敗も多くなります。
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「なぜ?人間は焦ってしまうのだろう?」
焦るメカニズムを考えていたところ、「自分の自信の無さなんだ!」と感じました。
ここでいう自信とは、「実現可能・不可能」の自信というよりは、焦っているコトを前提にしていますので、「時間的に可能・不可能」のコトです。
例えば、あなたの家から少し離れに、デパート(20時閉店)があるとしましょう
いつもなら、車で片道30分くらいで到着出来る場所です。
お昼12時に向かうときの運転と、19時に向かうときの運転では、19時の方が危険を伴う可能性が高いのです。
もちろん、夜遅くなった分だけ、暗くて視界が悪いのもありますが、
「現在19時!19時30分に到着したとして、買い物する時間が30分で間に合うだろうか?」
そう不安に思うと、時間に余裕を持たせる為に、いつもより早く到着しようとします。
いつもよりスピードを出し、止まれる黄色信号でアクセルを踏み、巻き込み確認を疎かにし、黄色車線をはみ出し無理な追い越しをするのです。
その結果、事故を起こしてしまい、目的のデパートに到着するどころか、病院や警察、最悪の場合は刑務所に到着するのです。
そして、こう後悔するんです。
「あぁ・・・あのとき焦らなければ・・・」
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あなたは、根本的な原因は、なんだと思いますか?
「早めに行動しなかったコト、焦ったコト、無理な運転だったコト」
どれも正解だと思いますが、僕は「時間を気にしすぎたコト」だと感じます。
いつもなら、30分で到着出来る場所に、早めに到着しようと時間を気にしたコト!
「閉店ギリギリだと、買い物が出来ないかもしれない・・・だから、いつもより早く到着しようと、時間の余裕を考えてアクセルを踏み込んだ・・・」
もし僕が、こういう状況であるなら、始めからデパートへ向かいません
仮に、20時閉店のデパートへ、19時30分に到着出来たとしても、買い物が出来るのはわずか30分!
確かに、買い物は出来るかもしれないけれど、「ゆっくりと落ち着いて買い物が出来ない!」
焦って、無理に出かけた結果「事故を起こす可能性」と「買い物に失敗する可能性」を秘めているのです。
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先程書かせて頂きましたが、焦るメカニズムは、自分の自信の無さ
「いつもの運転では間に合わないかもしれない・・・いつもの自分の仕事ペースでは間に合わないかもしれない・・・こんな私・僕では誰も相手にしてくれないかもしれない・・・」
更に、自分の自信の無さのメカニズムも考えたところ、それは「時間」だと感じました。
「間に合わないかもしれない・・・」
時間というロープに縛られてしまったあなたは、手も足も、いつものように自由に動きません
失敗しても、おかしくない状況なのです!
だったら!!!!
最初から、時間が無かったコトにすればいいのです!
デパートで、ゆっくり買い物が出来るか分からないときは、始めから行かない!
どうしても行きたいときは、営業時間のことを気にせず向かう!
もし!営業時間内に買い物が出来なかったとしても、それも運命
もしかすると、「別のお店で探した方が、いいものが見つかりますよ!」と神様からのメッセージかもしれません
素直に従っていれば、悪い方向へは進まないのです!
それを、無理強いしてでも、「買い物をしよう!」とか「間に合わせよう!」と無理をするから、失敗してしまうのです。
時間を気にしすぎるコトは、それだけ危険を伴うのです。
だから、時間を気にせず、ゆっくりとリラックスして、真剣に集中したいですね。
あなたは、どんな方法で、ゆっくりとリラックスしていますか?
(次の機会には、「焦りと油断」について書かせて頂きたいです)
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