伝えるコトの難しさ
今日は、いつもとは違った流れで、ブログを書かせて頂いています。
僕は数日前、「あれ?コンビニで使えるプリペイドカードって、何カードだったけ?」
母に尋ねると、「クオリティカードじゃない?」と答えが返ってきました。
「なんかイントネーションが違うなぁ…」と感じているとき、直ぐに妹が、「クオカード?」と答えてくれました。
「そうそう!クオカード!」
でも、クオカードのクオって、母が言うようにクオリティーの略なのだろうか?
気になった僕は、直ぐにネットで調べてみました。
クオカードの「QUO」は、ラテン語で「○○するところ」だそうです。
そのコトを知った上で、数日前のブログにQUOカードのコトを書かせて頂きました。
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2~3日前、ヤフーオークションにて、古いCDを落札したのですが、違和感を感じていました。
ヤフートップページに「オークション」と表示されていた項目は、「ヤフオク!」に変わっていたのです。
それに伴い、オークショントップページの画面構成や、レイアウトも変わっていたのです。
「ついに、公式でも略したんだな」と感じていました。
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以前から気になっているのですが、通信会社のテレビCMは、意味がわからない、何を伝えたいのか分からないCMが多いように感じます。
通信会社(情報を伝達するプロ)のCMとは思えないのです。
テレビCMで、スマホの魅力を伝えようとしている人達に、「高速デュアルコアCPU搭載、LTE通信搭載」と言われても、
「スマホって、なんだか難しそうだな、ケータイのままでいいや」
と逃げられると思うのです。
「デュアルコアってなに?CPUってなに?LTEってなに?」
まず、そこからの説明が必要になってくると思います。
僕が感じたコトですが、「あぁっ!なるほど!略語を使えば、説明時間を短縮できるから使いたがるんだね」
コンパクトディスクというよりも、CDという方が早いです。
ブルーレイレコーダというよりも、BDレコーダやBDレコといった方が早いです。
でもそれって、伝える努力を怠っていると思うのです。
CDとひとことで伝えても、人によっては、「キャッシュディスペンサー」のコトかもしれないですし、
BDは、「バングラデシュ、バスドラム、ブルードラゴン、バースデー、バイナリーデータ、びっくりドンキー」のコトかもしれません
略語は、便利なようで、誤解を招く、危険な言葉とも僕は感じています。
例えば、重要な取引を決める際に、
「○○の契約を結んでもよろしいでしょうか?」
という問いに対し、
不要だと感じたあなたは、「いい」と返事をしてしまったら、どうなるでしょうか?
あなたは、「いい = いらない(結構です)」と答えたつもりが、相手には「いい = 契約してもいい」と捉えるコトだって出来るのです。
僕は、こういうシーンでは、「必要ありません! 契約お願いします!」というように、ハッキリと伝えるようにしています。
言葉は、本物の剣よりも恐ろしいのです。
自殺願望がある人だって、やさしい言葉をかけてあげれば、生きようと努力するコトだって出来ます。
脅迫電話や手紙を送ってしまえば、会社を倒産させたり、その人の人生を狂わせるコトもできる、恐ろしいアイテムなのです。
「頑張ってね!」の何気ない会話のなかにも、誤解は潜んでいます。
「あなたは頑張っていないから、頑張りなさいね」とも捉えるコトが出来るのです。
だから僕は、既に頑張っている人達に対して「頑張ってね」とは言えません
(東北頑張れ!頑張れ日本!なんていえません)
頑張っているコトを知っているから、「見守っています!応援しています!」と伝えるようにしています。
会話をしている時も、相手に対して「普通そうじゃん!」なんていいません
その言葉を聞かされた相手は「普通では無い!(私が異常)」のように捉えるコトが出来るからです。
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最近、英会話の勉強をしている僕は、日本語の難しさ・曖昧さ・誤解の多さを特に感じています。
そんな、難しい日本語のなかで、誤解を招く略語や、捉え方を間違えかねない表現を使ってしまうと、大変なコトになると感じます。
場合によっては、先ほどの「いい(いらない・契約してもよい)」のように、どちらにも捉えるコトが出来るのです。
もしかすると、それを逆手に取ったのが、昔の法律関係の本(カタカナ記載)なのかもしれないですね。
でも、あなたが相手に伝えたいコトは、あやふやなコトではないハズです。
自分の意思を、少しでも正確で丁寧に伝える為には、努力が必要となってきます。
そうやって、努力した言葉や文章には、想いがはいっています。
誤解されない為にも、後悔しない為にも、もっと文章術を身につけたいですね。
(僕は、まだまだ修行中です)
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