緊急事態であればあるほど
数日前にも書かせて頂きましたが、
緊急事態であればあるほど、その人の人間性が解ります。
「助けあうのか? そうでないのか」
「自ら行動する人なのか? そうでないのか」
「的確な判断できる人なのか? そうでないのか」
「状況を把握できる人なのか? そうでないのか」
被災地では、「個人経営のラーメン屋、個人経営のパン屋」等、
被災地の方へ「無料提供」して助けあっています。
大企業ではありません、我が身を削っての個人経営です。
助け合う日本人、心の温かい日本人
本来の、昔日本が貧しくて助け合った日々のDNAが目覚めたのかもしれません
そんな、個人同士で助け合うなか、ガッカリさせられるコトもあります。
地震・津波直後
■某電話会社「被災地の方は、電話料金請求を一ヶ月遅れで請求」
良心のつもりで行っているのでしょうか?
自宅(住所)がない人達へ、どうやって請求書を送るのでしょうか?
通帳やカード、現金を持っていない人達は支払い手段はあるのでしょうか?
とても、「頭の良い、的確な判断が出来る人が下した結果だとは思えません」
僕が率直に感じたコトは「一ヶ月遅れてでも、被災者からでも、電話代を請求しなくてはならない!」
と言う、助け合いなんて全くなしの行動だと感じました。
一ヶ月後、電話料金を支払えない人は、ケータイを止めるのでしょうか?
その後、安否の連絡手段を失ってしまった家族は、警察へ捜索願を出さなくてはならないのでしょうか?
それに対し、某国民電話会社は、
■被災地の公衆電話無料化
これは当然だと思います。
人が死ぬか生きるか?の緊急事態なのですから。
■某国民放送テレビ局「被災地は6ヶ月後から受信料請求」
新居を建てるのに、最短でも3ヶ月くらいかかります。
打ち合わせや住宅ローンの審査等を考えると、スムーズに言っても6ヶ月はかかってしまいます。
でもそれは、「整地された土地、安定した収入、安定した現場作業員」があっての話しです。
まず被災地は「整地されていません」瓦礫の片付けや、津波で濡れてしまった土地を整地するだけでも、少なくても2~3ヶ月はかかりそうです。
下記は、あくまで僕の推測(最短)なのですが、
・瓦礫等の片付け2~3ヶ月
・整地1~2ヶ月
・住宅ローンの審査1~2ヶ月
・打ち合わせ1~2ヶ月
・施工3ヶ月
順調に進んでも、家が建つまで1年かかります。
しかも、これは「安定収入がある人で、施工する工務店があっての話し」です。
安定収入を失い、工務店も流されてしまっていると思います。
そして、施工する作業員も足りるとは思えません
そんな状況の中でも、「半年後に受信料を払え!」と言うのでしょうか?
全くもって、「状況が把握出来る人の判断だとは思えません!!」
家(住所)が無いのに何処に請求?お金は?通帳は?
それ以前に、テレビを見れる環境だとは思えません
事態を把握出来ないのだろうか?
テレビ以前に、生きるコトが大事なのです!!
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普段から嫌いだった会社は、さらに嫌いに
そして、逆に見直した会社もあります。
非常事態であればあるほど、企業の体制も剥き出しですね。
残念で仕方がない
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