第8話「"二次創作 = 教育問題?"だけ?」
今回は、前回の纏めを含めながら話を進めたいと思います。
(前回の纏め)
「なぜ?面白くない作品が増えるのか?」を題材にしましたが「国の問題」と書きましたが、
・どこが国の問題なのか? → 国の教育問題
・教育の何に問題があるのか? → クリエイター等を育てる良機関が少ない
・オリジナリティある良作品が生まれにくい → 二次創作 (既存の部品を使った作品が多い)
と話を進めました、これでは「悪い意味でしか二次創作物」を囚われかねないのですが、今回その辺を主に題材にしたいと思います。
今後のキーワード
・低予算
・デジタル処理、放送 (今回含む)
・ライトノベル
・マンネリ化 = 教育問題含む
・二次創作 = 教育問題? = 国が支援すべき (今回の話)
・情報量の多さ
・高齢化
・テレビ離れ
・古い著作権の考え方
上記のキーワードの "二次創作 = 教育問題?" の "?" を今回で外したいと思います。
(パソコン等の高性能化)
10年程前のパソコンで個人がアニメ等の動画を作成しようとすると、スペック的にも色々と問題がありました「CPU 処理速度、HDD 転送速度、画面作画能力」等、当時個人でアニメを作れなくも無いのですが、予算がかかるので、誰でも簡単に気軽に扱う事は出来なかったので、ユーザー (視聴者) 与えられた映像を観るのが専門でしたし、それしか選択が無かったと思います。
しかし、近年のパソコンの性能の向上で「誰でも、気軽に、より簡単に」アニメーションが作れるようになってしまいました、昔なら「ここのシーンは自分だったら、こういう演出をするのになぁ」と「考えるだけ」でしたが、今では「自分で作れてしまう環境」ですので「個人の意見や発想が直ぐに形に出来てしまう良い時代」になった点では、今後「クリエイター等が増える良い要素」だと思います。
(個人が作った MAD で本家の作品が売れる)
涼宮ハルヒの憂鬱、らき☆すた、アイドルマスター等が人気になったのも、作品自体が優れていたのもありますが「個人が作った MAD 等により、宣伝活動に繋がり、世間に広まった」のもあると思います。もし!、パソコンの性能向上や、動画共有サイトが無かったら、いくら良作品でもここまで広まらなかったと思います。
(二次創作 = 営業活動?)
上記を読んでいただくと「なんだ、二次創作は良い事じゃん!」と思われる方も居ると思いますが、悪い面もあると思います。確かに、個人がファン活動的に、MAD や同人誌を作る事は、本家の宣伝にもなりますが…
(二次創作 = 営業妨害?)
特に、動画に限った事で話を進めますが、YouTube や ニコニコ動画に、MAD 作品をアップロードすれば、宣伝にもなりますが、個人でも「プロ並の才能を持った人が出現」する事に、ユーザー (視聴者) も刺激を覚え「パソコン等の環境も自分と変わらないなら、自分もやってみよう!」と「視聴者からの卒業」でもあると思います。
(これ、本当にプロが作ったの?)
プロ並の才能を持った個人が、しかも1人で、素晴しい MAD 等の作品を、YouTube や ニコニコ動画にアップロードする時代…さらに、それを観ているユーザー (視聴者) は「既に目が超えている」事だと思います。その目が超えた人にいくらプロが作った作品と言っても「面白くない物は、面白くない!」とハッキリ言われるのも、無理は無いと思います。
逆に「プロがお金を使って、なんて作品作ってくれてるんだよ!」と批判をかったりもするのですが…
今回の話を元に、キーワードに
・デジタル処理、放送 (デジタル処理 = 個人でも出来る時代)
・二次創作 = (個人による良作品が増えた) (教育問題 = 国が支援すべき)
を追加しました。
本当はプロも素晴しい作品を作っていて、個人が作った MAD 等の方が刺激が強くて「プロの作品が目立っていない」だけかも知れません…
次回はこの辺について、話したいと思います。
つづきは次号で…
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